【婚活体験談19】初回のデートでお持ち帰りしようとしてくる男

婚活体験談

マッチングアプリでの婚活が上手くいかない日々が続いていたある日、一人の男性から「いいね!」が送られてきました。

29歳、IT営業マンのCさん。
いかにもイケイケな男性陣の中心でピースをしながらお酒を飲んでいるCさんのプロフィール写真が目に飛び込んできます。

これは、陽キャ属性!絶対合わなさそぉぉ!

と、一瞬無いなぁ・・・と思ったのですが、写真に映るCさんはだいぶイケメン。
婚活が上手くいっていなかったこともあり、すぐに顔で選ぶ私は、もしかしたら良い人かも・・・?と、とりあえずCさんとマッチングしてみることにしました。

するとCさんの方からメッセージが、

👨(Cさん)
「ハルさん、初めまして!マッチングありがとうございます。Cと言います。
好きな食べ物が一緒だったので、仲良くなれたらご飯とか行ってみたいです!よろしくお願いします^ ^」

ちなみに私の好きな食べ物は肉、ラーメン、甘いものと書いておきました。

🐷(私)
「Cさん、初めまして!メッセージありがとうございます。ハルと言います。よろしくお願いします^ ^
Cさんもお肉とかラーメンがお好きなんですか?」

👨(Cさん)
「はい、俺も肉とラーメン大好きです!焼肉なら一人で食べいっちゃいます笑
いま美味しいお店の開拓をしてて〜・・・」

と、食の話を中心にCさんとのやりとりが2、3日ほど続きます。

👨(Cさん)
「行ってみたいお店があるんですけど、今度一緒に食べ行きません?」

食の話で盛り上がっていたこともあり、Cさんからご飯のお誘いが。

🐷(私)
「良いですよー!」

誰とも会う約束もなければ、引きこもりで出かける用事もないので、私はCさんと会うことにします。

場所は渋谷。
Cさんが行ってみたいという肉バルのお店へ行くことになりました。

メッセージでのやりとりは至って普通だったCさん。
強いて言えば文面からもチャラそうな雰囲気が伝わっていました。
こう言ったら申し訳ないのですが、今回のデートはあまり気合が入りませんでした。
やっぱ陽キャっぽい人とは相性良くないんかなぁ・・・怖いなぁ・・・と不安でした。

そんな不安を抱えながら、当日電車に揺られ渋谷へ。
時刻は夜の6時、渋谷の駅前で待ち合わせです。
土曜だったので駅前には待ち合わせをしている人たちでいっぱいでした。
私の方が先に着いたようでCさんらしき人の姿は見当たりません。

まぁ、お互い顔もわかってるし、今日の服装も伝えてあるから立って待ってればそのうち気づいてくれるだろう。

そう思い、行き交う人の流れをぼーっと眺めながらCさんが来るのを待ちました。

👨(Cさん)
「あ、こんばんば〜!ハルさん??」

一人の男性が声を掛けてきました。

え、Cさん??

目の前に立っていたのは、写真のCさんとは雰囲気が違う、顔もヘアスタイルも異なっている人だったので、一瞬固まってしまいました。

🐷(私)
「・・あ、Cさん?こんばんはー!」

とりあえず、挨拶をしてCさんと確認。
しかし、やはり写真とはだいぶ違っています。
写真は、ぱっちりお目目でスッキリした顔立ちだったのに、実際のCさんは、目が細くて顔がぽっちゃり気味、ヘアスタイルも写真では、だいぶ盛り髪でボリュームがあったハズなのに実際は若干のハゲ。(これは不可抗力なので言うのは申し訳ないですが・・・)

だいぶ騙された感がありました・・・

しかし、自分もCさんから同じように写真詐欺と思われている可能性もあると思い、写真と違う人が現れたことにはショックでしたが、目の前のCさんとご飯を楽しむことにしました。

さっそく肉バルのお店へ向かうと、なんとも陽キャが好きそうな雰囲気(←偏見)のお店でした。
とりあえず、各々お酒とお肉料理を注文します。

👨(Cさん)
「そういえば、ハルさんってマッチングアプリやってどれくらいなの?ていうかなんでやってるの?」

ビールを片手にそう聞いてくるCさん。

🐷(私)
「出会いが全くないものでして・・・もう数ヶ月はやってますねぇ(コミュ障の引きこもりなので、とは言えない)」

👨(Cさん)
「へぇ!モテそうなのに意外〜!まぁ俺も同じで出会いないんだけどね〜笑」

昔からよく思っていたのだが、”モテそう”ってどういう意味なんだろ?
私はスッピンが別人で顔面コンプレックスを持っていたため、言われると努力が報われている気がして嬉しかったのですが、社交辞令だったり、遊んでそうと思われていたりと、いろんなパターンがあることを知ってから深読みするようになってしまいました。

Cさんが言うとなんかチャラいな、という印象がありました。
Cさんと会った瞬間は、デートが不安でしたが、ご飯中は意外にもお互いの恋愛トークで盛り上がり、あっという間に時間が過ぎていきました。

👨(Cさん)
「そろそろ時間だから出ようか〜、良かったらこの後別のお店で飲み直さない?」

Cさんからそう提案されます。

🐷(私)
「わーーい!行きましょーーーい!」

私はお酒が入って、だいぶ上機嫌(ただの酔っ払い)だったので、2件目もOKします。
めちゃくちゃお酒が弱い私は、この日カクテル2杯で、すでに出来上がっていました。
2件目はCさんおすすめのバーへ連れて行ってもらうことに。
ここでも恋愛トークで引き続き盛り上がり、Cさんも楽しそうでした。

👨(Cさん)
「てかハルさん、酔っ払ってるように見えて実はお酒強いんじゃん?もっと飲んで良いよ〜^ ^!」

そういってお酒を勧めてくるCさん。
しかし、私はもうベロベロです。悪酔い状態で吐きそうに・・・
時刻ももう夜の10時を回っており、そろそろ帰りたくなってきました。

🐷(私)
「Cさん!私もう帰りたい!気持ち悪くなってきた!!」

👨(Cさん)
「え、大丈夫?お店出るのは良いけど、どっかで休む?」

🐷(私)
「いや、休むくらいならもう帰ります」

”どっかで休む?”の一言で一瞬にして酔いが醒めます。笑
ここは、渋谷の道玄坂付近。
近くにそういった休めるホテル街があることを私は知っていました。

👨(Cさん)
「えー、その状態で帰るの危ないよ?少し休んでからにしなー?」

🐷(私)
「いえ、こうなっても意外とまともに帰れるので悪しからず」

👨(Cさん)
「そう言われても、酔っ払ってる子を一人では帰せないわ〜」

帰る帰るを連発しても食い下がってくるCさん。
しかし、私の決意は絶対に揺らぎません。
いくら彼氏がいないからとて、そんな行き当たりばったりなことはしません。
とりあえずお会計を済ませ、お店を後にすることに。

🐷(私)
「じゃ!今日はありがとうございました!Cさんもお気をつけて〜!」

私は強制的に帰ろうとします。

👨(Cさん)
「え、待ってよ!笑
顔色悪いし歩くの危ないって!」

そういって肩を抱いてくるCさん。
気持ち悪くて鳥肌が立ちます。

🐷(私)
「本っっ当に大丈夫です!!今日はマジで帰ります」

真顔でCさんを引き離します。

👨(Cさん)
「うーん、じゃあとりあえずLINE交換だけしてくれない??」

ここに来て急にLINE!
いや、確かにマッチングしてからLINEは聞かれてなかったので敢えて交換していなかったのですが、こんな状態になってからCさんと連絡先を交換するなんて死んでも嫌でした。

🐷(私)
「あー、いや、LINEはリア友としか繋がらないって決めてるので、すいません」

交換したくなかったので、とりあえず嘘をこいておきます。

👨(Cさん)
「なんでよー、家にちゃんと帰れるか気になっちゃうから交換しよ」

🐷(私)
「帰ったらアプリの方で連絡します」

そう何度言ってもCさんは食い下がってきたため、具合も悪くて早く帰りたい私はキレ気味に、

🐷(私)
「あの、申し訳ないですが、そうやって強引な人すっごく嫌いなのでやめてください。もう無理です。」

と、低めのトーンで言い放つと、ようやくCさんは諦めてくれました。
駅でCさんとお別れをする際、ほぼ顔も見ずにさよならをして帰りました。

帰ってからアプリを開くとCさんから心配そうなメッセージと共にまた飲み行こう〜!というお誘いが・・・
とりあえず無事帰ったことだけ報告し、その後はCさんをブロックしてしまいました。

いやーー、Cさんキツい人だったな・・・

という感じで初回のデートからお持ち帰りをされそうになって最悪な気持ちになったのでした。
Bさんと別れてから婚活が上手くいかず、こんなことになってしまうなんて、もう婚活なんて嫌だ!!と恋愛するのが余計億劫になってしまい、Cさんをブロックした後、私はすぐに「Pairs」も退会してしまうのでした。

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