【婚活体験談20】独身貴族を謳歌しようと誓った27歳の春

婚活体験談

婚活に疲れダークサイドに堕ちてしまった私。
そんな私のことなど周りは知る由もなく、同年代の知り合いたちの間では結婚ラッシュが巻き起こっていました。

私が婚活を始めたのは26歳。
マッチングアプリをやめてから半年以上、おひとり様が続いており、気づいたら27歳になっていました。

(ノД`)  。oO(ここ数ヶ月、ご祝儀代だけで9万の出費!泣ける!)

結婚ラッシュあるある、ご祝儀代で貯金が削れていきます。
この時の私は、営業事務の派遣社員として働いていたのですが、会社に同年代の派遣社員女性が多く、コミュ障ながらもみんなで仲良くしていました。
仲良くしていたメンツは私を含め4人。
そんな派遣社員グループの中でも結婚ラッシュが巻き起こっていました。

今度、私が結婚式に出席する予定の花嫁、Aちゃん。
他、BちゃんとCちゃんがいるのですが、Bちゃんも数ヶ月前に入籍をし、みんなで結婚式に出席しました。
今回は、Aちゃんへのお祝いの品をみんなで考えることに。

👩(Bちゃん)
「私の時、みんなが手作りしてくれたアルバムがすごく嬉しかったから、Aちゃんにも何か手作りしてあげようよ!」

率先して場を仕切ってくれる、新婚ほやほや癒し系女子のBちゃん。

👩‍🦰(Cちゃん)
「そうね〜、でもまたアルバムじゃあつまんないし、何が良いかねぇ」

私と同じく独り身(彼氏ナシ)で、サバサバ系女子のCちゃん。

🐷(私)
「うーん、悩ましいね〜・・・(いや、アルバムで良いんじゃね?)」

悩んでいるフリをして何も考えていないクソザコ女子の私。

👩(Bちゃん)
「じゃあ、写真立てにも使えるようなスタンドとかどう?」

👩‍🦰(Cちゃん)
「うーん!いいね!それにしよ」

👩(Bちゃん)
「そしたら今度の休みに3人で集まって買い出し行こぉ^ ^!」

こうして次の休日に、BちゃんCちゃんと集まって材料を買いに出かけることになりました。
土曜日の昼下がり、新宿の東急ハンズに集合します。

👩(Bちゃん)
「これ、ネットで調べたら作り方あったから、まずはこんな感じで材料探そ!」

そういってBちゃんが材料リストを見せてくれます。

👩‍🦰(Cちゃん)
「オッケー、じゃ手分けしよ」

🐷(私)
「了解〜!」

BちゃんもCちゃんもハンドメイドが得意のようで、材料をすぐに見つけてきました。
私はハンドメイドほぼ未経験者なので、とりあえず飾りのシールやデコペンなど無難なものを探してきます。
一通り材料を調達したのち、近くのカフェに入店し作業を開始します。

よっしゃー!さっさと終わらせて帰ってゲームやー!!

👩‍🦰(Cちゃん)
「ちょっとハルちゃん!そこ付け方違うって!何やってんの!」

張り切った途端、Cちゃんに叱られます。

👩‍🦰(Cちゃん)
「もうー、貸してみ、ほんっと不器用なんだら」

いつも言葉尻が強めのCちゃんですが、面倒見は良い性格です。

🐷(私)
「すまんのうぅ、不器用で・・・」

👩‍🦰(Cちゃん)
「ここは、こうやって付けるのよ、よく見ときー」

🐷(私)
「はぁーい」

👩(Bちゃん)
「ふふ、Cちゃんってハルちゃんのお姉ちゃんみたいだよね^ ^」

そうこうしている内に夕方となってしまいました。

👩(Bちゃん)
「あっ・・・!そろそろ帰って旦那にご飯作らなくちゃ!長くいれなくてごめんね!また来週仕事の合間に作成進めよう^ ^」

そう言ってBちゃんが先に帰ります。
そのあとは、私とCちゃんで出来るところまで作成を進めることにしました。
するとCちゃんが、

👩‍🦰(Cちゃん)
「なんかさ、結婚した途端に旦那旦那って言うの鼻につくよねー、新婚だから仕方ないけどさ!」

急にBちゃんをディスり始めました。

🐷(私)
「うぅん?新婚ってそんなもんじゃん?幸せそうで何よりよ」

私は過度な惚気話でなければ、幸せそうな話を聞くのは楽しいと思う方なのですが、Cちゃんは他人の幸せ話には興味がないとのこと。

👩‍🦰(Cちゃん)
「いやさ、もう少し彼氏いない私たちに気遣ってくれても良くない?旦那がぁ保険がぁ、とか話されても共感できないじゃん?」

まぁダークサイドに堕ちている今の私だからこそ、分からなくもないが・・・
どうやら少し僻みもあるようです。

🐷(私)
「しゃーないしゃーない、ウチらは聞き流すしかない〜」

とりあえずCちゃんの僻みはテキトーに流して作業を進めます。
その日には完成できなかったので、そのあと数日かけてAちゃんのお祝い品を完成させました。
そしてAちゃんの結婚式当日、BちゃんCちゃんと共に式場へと向かいます。
場所は水道橋の東京ドームホテル。
挙式ではAちゃんの綺麗な晴れ姿に感動、着々と披露宴も進んでいきます。
すっごく幸せそうなAちゃんを見ていると・・・

(  ´∀`)  。oO(ワイがこのシチュエーションになることはないんだよなぁ)

と、しみじみしてしまいます。

婚活に疲れて結婚を諦めていた私は、独身貴族を謳歌することを決めていました。
AちゃんやBちゃんの結婚話を聞くと、幸せそうだと思う反面、引越しやお金の管理、両家の付き合い方だとか、色々大変そうなことが多く、場合によっては、Cちゃんみたいに独女から僻まれることもあるんだと思うと、結婚って何なんや?独身の方が気楽なのでは?と思うようになっていました。

辛い婚活の先に明るい未来が待っているとは限らない。
結婚できても離婚するかもしれない。
自分のために働いて、自分のために貯金をして、自分のためにお金を使うことにこんなにも幸せを感じれるのに、私はなぜ結婚したいと思っているのだろうか?と、疑問だらけでした。

周りが結婚ラッシュの最中、既婚と独身の大きな溝を実感した27歳の春だったのでした。

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