【婚活体験談9】違和感の正体〜Aさん編(完)〜

婚活体験談

Aさんと3回目のデートの約束を取り付けた矢先、私はAさんに対してある違和感を覚えていました。
Aさんって私のこと好きなのかな?前回の映画デートは下ネタ作品というチョイスミスによりお互いかなり気まずさを感じた会となってしまいました。

そのせいもあるのかAさんから好意を感じる気配は全くありませんでした。
私の好きなゲームの話に関しても初回にマシンガントークをしてしまったっきり、Aさんからはその話題については触れてこないし(興味がなさすぎる可能性)、恋愛の話になってもあまり盛り上がらないしで、一緒にいる時に無言なことが多くなってきました。

何より私の中でもAさんに対して、”好き”という感情がまだ芽生えていませんでした。
あんなにスマートにデートプランも決めてくれて、お店も予約してくれて、彼氏にしたら最高な相手のはずなのに、なんでこんなにも好きという気持ちが芽生えないのかしら・・・?

フィーリングが合ってないというのか、しっくりこないというのか、Aさんとお付き合いをするというイメージがこの時点では全くできませんでした。
言ってもまだ2回しか会ってない人をすぐ好きになるもの違うか??とも思ったり色々葛藤をし、とりあえず次の3回目のデートで自分がどう思うかでAさんとの今後は考えることにしました。

もしかしたらAさんも探り探りで同じ気持ちなのかもしれない、そう思い、前回と同様にLINEでAさんとデートプランを考え始めます。

👨(Aさん)
「新宿に気になるカフェがいくつかあるんですが、どうでしょうか?」

お店のURLが3件ほど送られてきました。
どれもオシャレな内装とメニューがたくさんで、パンケーキ屋さん、かき氷屋さん、軽食が人気のお店など、センスの良いお店ばかりでした。

🐷(私)
「まだまだ暑い季節ですし、かき氷屋さんは行ったことがないので行ってみたいです」

👨(男性)
「僕もかき氷屋さんは行ったことないです!それじゃあここに行きましょう!せっかくカフェ巡りなので、そこの後はこの軽食が人気のお店はどうですか?」

🐷(私)
「そうですね!それで行きましょう🐷!」

そんなこんなでプランも決まり、3回目のデートである週末がやってきました。
巷では、よく3回目のデートで告白!なんていう基準がありますが、正直、私とAさんが今回のデートでお付き合いに発展する可能性なんてほぼゼロに近いものでした。

今回のかき氷屋さんは予約ができなかったため午前中に行こうということになり、11時前に新宿で待ち合わせをしました。

私が一足先に待ち合わせ場所に到着し、Aさんが来るのを待ちます。
お昼前でも新宿はとんでもない人混みです。

👨(Aさん)
「ハルさん、お待たせしました!」

早々にAさんもやってきました。

🐷(私)
「こんにちはー!」

Aさんと合流し、お目当てのかき氷屋さんへと向かいます。
午前中だというのに既に4、5組がお店の前で並んでおり、私たちもお店の外で順番を待つことにします。

8月はとうに過ぎていましたが、この日も記録的猛暑で私は汗だくです。
Aさんも多少の汗はかいていたものの、私とは正反対でなんとも爽やかなこと。
「暑いですねー」なんて他愛もないやりとりをした後は、話すこともなく無言の時間が流れます。

それから30分ほど待ったころ、ようやく順番が回ってきます。
私は抹茶が大好きなので抹茶のかき氷を、Aさんはイチゴのかき氷を注文しました。

👨(Aさん)
「かき氷専門店で食べるの初めてですが、美味しいですね!」

🐷(私)
「ほんと美味しいですね〜!かき氷でこんな感動する日が来るとは〜」

そんな会話をした後は、私もAさんもほぼ無言でかき氷を食べ進めます。
(うーん、なんだろう、やっぱりAさんと喋ることが無いな・・・)

他の席の人たちは楽しそうに会話をしているのに、私たちはひたすらかき氷を食べるのみ。
日常のLINEでのやり取りや、1回目と2回目のデートでほとんど喋り尽くした感があり、なんとも気まずい雰囲気が流れます。

かき氷が美味しかったというのもあり、あっという間に完食してしまいました。
予約をしている次のカフェまでには、まだ2時間以上時間があります。

👨(Aさん)
「次のお店の予約までだいぶ時間があるので、新宿をぶらぶら歩いてみましょうか」

このままではキツイと思ったのかAさんから散歩を提案され、お店を出て2人で新宿の街を歩き出します。
しかし昼下がりの炎天下の中、新宿の人混みを歩くのは苦痛すぎました。
(いやぁ、今日のデートしんどい・・・)

あまりにも暑くて辛かったため、百貨店や家電量販店の中をぶらぶらしてなんとか時間を潰します。

次のお店に着く頃には私は疲労困憊でした。
お店に到着して早々、私とAさんは各々好きな料理とドリンクを頼みます。

🐷(私)
「Aさんって学生時代の部活は何やってたんですか?」

何か話さなくっちゃ!と思い、苦し紛れに突拍子もない質問をします。

👨(Aさん)
「僕はテニス部でした、ハルさんは?」

🐷(私)
「私は特にやりたいこともなかったので、帰宅部でした」

👨(Aさん)
「あー、そうなんですね」

🐷(私)
「はぁい・・・」

🐷👨(私 Aさん)
「・・・・」

こんなところでコミュ障が仇になるとは、泣きたくなりました・・・笑
好きなことだと無限に話が広がるのに、普通の会話だと言葉のキャッチボールが出来なくなります。

Aさんもそれほど自分から喋ってくれる方ではないので、地獄のような空気です。
それからも私とAさんは運ばれてきた料理を黙々と食べすすめ、この日のデートは終了します。

👨(Aさん)
「今日もありがとうございました^ ^とても疲れたと思うのでゆっくり休んでくださいね!また連絡します!」

そういってAさんは、笑顔で去っていきました。
今日は次のデートの約束がなかったため、やはりAさんも私とのデートを重ねても実りがないと感じたのでしょう。

きっとAさんとデートするのは、今日で最後かなぁ・・・なんて思いつつ家路に着きます。

するとAさんからLINEが、

👨(Aさん)
「ハルさん、今日もありがとうございました!とても楽しかったです」

とりあえず私も同じように返事をしました。

👨(Aさん)
「よかったら今度一緒にディズニー行きませんか?」

えええええーーーなんでーーーーー?

地獄のような空気がいっぱいだったのに、次はディズニー??と不思議でいっぱいでした。
Aさんって本当に物静かなだけ?でも仲良くなったらよく喋るって言ってたよな?デートする度に無口になっていたが???

_人人人人人人人人人人人人人_
> もしかしてディズニーに    <
> 行きたいだけなのでは?   <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

色々考えてもAさんの気持ちは分からないし、ディズニーに行くのはハードルが高すぎると感じました。

🐷(私)「すいません、ディズニーはこの間行ったばかりなので、また時間が空いたらでお願いします」

と、やんわりお断りしました。

👨(男性)
「そうなんですね・・・!わかりました!ではいつか絶対一緒にディズニー行きましょうね!」

そう返信が来てから私とAさんのやり取りはこの日をもって終了となりました。
Aさんとは3回もデートをしてみたけど、なんだが掴みどころのない人だったなぁという印象で終わってしまいました。

感じていた違和感の正体は、私もAさんも根本的に合わないもの同士であったのだなと思います。
Aさんといると好きという感情どころか、何か話さないと気まずい!と思ってしまい、楽しい時間を共有することが出来ていませんでした。

初めてマッチングした男性ということもあり、せっかくだから・・・と少し様子見をしてしまったことを反省しました。

しかし、このような結果になってしまったことはしょうがないので、この経験を活かして、次こそは彼氏を見つけよう!と私は意気込むのでした。

Aさん編はこれにて〜完〜です。
お読みいただきありがとうございました!

次回からはBさん編となります。

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